おさななじ道 (通勤道 その1)
玄関前を陣取る雑草たち との生存競争に打ち勝ち
出勤時間には 綺麗に花びらを開けて出発を見送ってくれている
一輪の花。
花屋さんに飾られた どんな花よりも
毎年この季節に庭のこの場所にヒョコッと咲いてくれる この花は
出発前の心を落ち着かせてくれ
小さな幸せ を与えてくれます。
雨の日も、強風の日も、雪の日ですら
よほどの悪天候でないかぎり
状況を確認しつつ
ほぼ毎日、オートバイで通勤しています。
府中方面から川崎方面に向け
府中街道をトロトロ と暖機走行し
国道246号で都内へ。
三軒茶屋、渋谷、銀座を抜けて
日光街道(国道4号)に入り上野方面へ。。。
という、
ザクッとした通勤経路です。
自宅から会社のある浅草までの距離は
おおよそ30km。
時間にして 1時間程度でしょうか。
その日の気分や天候状況によって
3パターンのコースがあります。
① 雨の日コース 最短距離かつ 首都高高架下の屋根付きコース
② 通常コース 246号六本木通り経由のスムーズなコース
③ 寄り道コース 気分の良い日用のコース
本日は コース③ で行ってまいります。
国道246号に合流するまでに、いくつか桜並木のスポットがありますが
多摩川につながる細いセセラギ川に沿って 延々と植えられたこの桜並木が、
子供の頃からの馴染みもあって、気が安らぎます。
時間にちょっと ゆとりのある、気分の晴々とした日は
国道246号を、池尻から青山通りへと一気に通り抜けず、
渋谷の交差点を左折、明治通りを新宿方面に。
寄り道、道草コースです!
この見ごたえのある立派な大木、
宮下公園沿いに植えられている街路樹であります。
明治通り 神宮前交差点を右折。
緩やかに 一直線に延びる坂、表参道ヒルズ。
青山通りに合流する表参道の交差点まで
両車線の歩道に植えられた街路樹。
ケヤキ並木 です。
ショッピングや食事、散歩で賑わうこの通りも
早朝 7時前は車も人通りも少なく
ケヤキ並木 をほぼ ワタクシが贅沢にも独り占め な状態であります。
トルクを感じながら、
ゆっくりとアクセルを開け
視線を上へ向け
朝日に照らされて輝く ケヤキの若葉を満喫。。
ウウ~幸せだ。
青山通りを赤坂見附方面に直進。
途中、青山2丁目交差点で またまたブレーキング!!
圧巻の景観。。。
明治神宮外苑 の敷地内に植えられた
銀杏(イチョウ)並木 です。
そもそも 日本の銀杏は、中国から渡来した樹種で
現在では 街路樹、防火樹、庭木として広く植えられ
「東京の木」 ともなっているそうです。
ここには (雄木 44本、雌木102本)合計146本の銀杏 が
最高28メートル、最低17メートルのものを樹高順に
青山通り方面から、絵画館(重要文化財 聖徳記念絵画館) へ向けて
降り勾配に従って 遠近法が活用され 植えられているそうです。
美術館やカフェ、テニス場、ラグビー場、野球場などが隣接し
様々な文化が 人と人 との心地のよい、ゆとりのある交流の場をつくりだしています。
四並列の大木 が作り出した人工自然美 の素晴らしさに
ただただ、心を奪われ、時を忘れ、吸い込まれていきそうです。。。が!
ムムッ~ 出発!!
銀杏並木を後にし、
東宮御所の垣根沿いの並木道を これまた気持ちよく トライド しながら
永田町を抜け、道は 皇居外苑 につき当たります。
ここで 新宿、四ッ谷方面から皇居外苑に沿って延びてくる
国道20号と合流します。
最高裁判所前の像
隣には国立劇場があります。
交差点名は 三宅坂
「隼」
聞きなれない住所、いいですね~!!
外苑の池に沿った歩道には
(モクレン科)の ユリノキの並木が植えられており
ウォーキング、ランニング、写真を撮る人、などなど
早朝から活力がみなぎっています。
ハンテン形の葉をしたこのユリノキは
春に蜜の沢山入ったチューリップにそっくりの花を咲かせる、、
のだそうです。
ユリノキの根元には
雑草に混じって 薄紫の小さな花が顔を出しています。
「国会前」 の交差点です。
向かい正面の通りは六本木方面へ。
斜め右の通りは 国会議事堂 へとつづきます。
ワタクシは オートバイが前に向いている
銀座、晴海ふ頭 方面へ。
桜田門、祝田橋の交差点を過ぎると
すぐ右手に 立派な公園が見えてきます。
日比谷公園です。
先程通り過ぎてきた三宅坂から
左右6車線の広い車道を跨いで
日比谷まで ユリノキ並木 はつづいてました。
長方形の日比谷公園には 門 が沢山あります。
祝田門、桜門、有楽門、日比谷門、幸門、中幸門、西幸門、霞門、歩道橋門、、。
写真は 桜門 です。
園内の木々や花の密度、種類は ハンパじゃ~ありません!!
ここではノーコメントで失礼します!
日比谷の交差点です。
同じ道 でありながら、この場を境に
国道の呼び番号が変わるのでしょうか。
通り過ぎる一瞬で目視しても
とても判別出来そうにない、ややこしい表札。
カラフルで見ていて楽しいですが。
さて、少々長くなってしまいましたので、
続きは次回 にさせて頂きます!
続編も寄り道、道草コースで!!
【原田】