夏に革を纏うという選択STAFF MAGAZINE-Vol.17
夏に革を纏うという選択STAFF MAGAZINE-Vol.17
堅牢な見た目とは裏腹に優れた通気性を備えることで夏のライディングギアとして定着しつつあるパンチングレザージャケット。
2022 Spring & Summerシーズンではそのパンチングレザーシリーズに3つのモデルが新たに登場、遅ればせながら本記事では新型パンチングレザージャケットをご紹介いたします。
文/カドヤマガジン編集チーム
-より完成度を高めたスタンダードシングル『PL-RAFF』
軽快でスタンダードなデザインで人気を誇っていたPL STANDARD-LS、その後継モデルとしてリリースした本作。
よりライダースらしさを求め、パイピングカラーではなくスタンドカラーを採用。シンプルなシングルライダースの佇まいでありながら袖にスラッシュポケットを配置、今シーズンから採用を始めたKADOYAの刻印が刻まれたYKK製ドットボタンなど細部のディティールにも拘りました。
パターンの改良を行なうことでより高い運動性を実現、フルプロテクションに対応し夏場のライディングはもちろんのこと、スタンダードなシングルライダースのデザインは少し汗ばむ春~秋の街着としても活躍することでしょう。
「パンチングレザージャケットで安全・快適にライディングを楽しみたい、だけどバイクに乗らない時にも着まわしたい」そんなわがままを叶えたい方にはこのPL-RAFFがおすすめです。
-スタイリッシュなセミダブル『SW-BANSHEE』
発売以降ここ数年パンチングレザーシリーズの中で最も人気があるといっても過言ではないPL-SWの派生モデルとして登場した本作。
ベースモデルよりも少しだけ細身に設計、袖には幅の広いパテッドを配置することでスタイリッシュかつモダンな雰囲気を醸し出す一着へと仕上げています。
身頃には通気性の高い大口径(2mm)のパンチング穴を、対して肩・肘のパデッド部分や後ろ裾周りなどの転倒時にダメージを受けやすい部分はパンチング穴の径を小さく変更するなど、デザインや機能性に加えライディング時の安全性にも配慮した作りに。
従来セミダブルタイプのジャケットは設計上胸部プロテクターを取り付けることが出来ない作りでしたが、本作では弊社デザイナー・パターンナーが試行錯誤したうえで胸部プロテクターが取付可能な仕様を実現。
この新設計によりセミダブルタイプでも安全性を諦めることなく着用頂くことが可能になりました。
安全・快適かつスタイリッシュにライディングを楽しみたい方、このデザインに「ビビッ」と来た方にはSW-BANSHEEがおすすめです。
-高い運動性とモードな雰囲気の人気モデルのパンチングバージョン『ATLAS-PL』
緩やかにラウンドしたフロントファスナー、背面に大きく配置されたシャーリングが特徴的な人気モデルATLASのパンチングレザーバージョンが登場。
デザインはベースモデルを踏襲しつつ、細部のゆとり分量やプロテクター取付機構などに改良を加えることで、暑い季節のハードなライディングに対応。
高い運動量を兼ね備える背面のシャーリングによりサイズ感はそのままに肩幅を狭めたシルエットを実現、スマートな印象を与えます。
プロテクターは胸部・脊椎・肩・肘に装着可能で安全性にも十分に配慮をした作りに。
目を惹くデザインで洗練されたモードな雰囲気がお好みの方にはATLAS-PLがおすすめです。
「レザー=暑い」と思っている方にはぜひパンチングレザーに袖を通していただくことでその概念は見事に覆ることでしょう。
KADOYA製品のパンチングレザーは通気性はもちろん、万が一の転倒時に簡単に引き裂けてしまわぬようパンチング穴のサイズやピッチにも拘っています。
パンチングレザーで安全・快適、そしてカッコ良く暑い夏のライディングをお楽しみください。
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