Repair&custom 06
セパレート レーシングスーツのジャケット部分。
裏地に縫いこまれたネームタグは、’80年代までのオーダーメイドで使われていたものです。
30年を経て、ジャケット単体で着られるようカスタムとなりました。
レーシングスーツのジャケットとパンツの切りはなし位置は、腰骨のやや上くらい。 そのため、ジャケット側の着丈は短めです。
そこで、パンツ部分を連結するZIPを裾から外し、脇のラインもつながるように帯切替をつけて着丈を延長。
フロントZIPはそのまま残して、裾の前合わせはドットボタンで留めます。
5cmほどのスリットを脇に入れたのは、ライディングポジションでの裾回りに自由度をもたせるため。
着丈出しによって広くなった背中のスペースには、稲妻イナズマ。 その当時の気持ちを込めた柄?
ではなく、これは、もう一人の感覚。
背中の文字、イニシャルは "T" から "M" へと付け替えられて・・・、
父から息子に受け継がれた瞬間。