長年履き続けるために
早くも衣替えの時期が近づいてきていますね。。
特に夏から秋にかけては修理やオーダーのお問い合わせが多くなってきます。
そこで今回はカドヤが誇る最上級エンジニアブーツ、KA-G.I.J(/SS)の修理について
商品説明と共に簡単にご紹介したいと思います。
まずエンジニアブーツとは、その名の通りアメリカでエンジニアたちの作業用としてつくられたワークブーツや安全靴の一種です。
危険な状況下でも安全に作業ができるように足を守る工夫がされたブーツで、その防衛性能の高さから、足回りが傷つきやすいバイカーからも愛用されています。
KA-G.I.J(/SS)には上質な事で知られるヨーロッパ産の原皮が使われており、加工された極厚の革にはオイルをたっぷり染み込ませ、表面には薄くコーティングを施し、防水性や外部からの傷を守り十分な耐久性を確保しております。
使用している革も分厚く重厚感がありますが、木型は日本人の足に合わせられているので、履いてるうちに他のモノとは格段に違うフィット感を実感していただけます。
ソールに関しては、Vibram社の武骨な見た目のブロックパターン#1100(KA-G.I.J)やシフトチェンジを考慮したフラットソールを採用し(KA-G.I.J/SS)曲げやすさなどの運動性を確保したりと、全てにおいて拘りぬいたエンジニアブーツです。
↑【KA-G.I.J】
↑【KA-G.I.J/SS】
続いてソール交換に関してです。
こちらのKA-G.I.Jシリーズ、2本の糸で縫われたノルウェージャンという製法になっています。
写真のように①と②の箇所に糸が縫われていて、とても頑丈かつ手間の掛かる複雑な製法で作られているにも関わらず、一番底のソールまでは縫われていないため、何度もソール交換をすることが可能なのです。
しかし、一番底のソールを超えて糸が縫い付けられているミッドソールやアッパーの革にまですり減りや劣化が影響している場合、ミッドソールを含む修理をするにはリスクがあり、難しくなります。
ですので、せっかく履き馴染んだエンジニアブーツをより長く履いていただくために、ミッドソールやアッパーにまですり減りが到達しない内に、少し早めのソール交換をオススメいたします!
カドヤスタッフも長年愛用しているブーツの一つですので、是非一度足を入れてみてはいかがでしょうか♪