◎ a vent hole ◎
冬が終わってからも寒い日が続いておりましたが
開花期が遅めの八重桜が咲き誇り、いよいよ
本格的な春の訪れを感じます。
同時にライダーにとって毎年恒例である激闘の
防寒対策はひとまず休戦。
そして今度は衣服内の温度と湿度を下げ、
快適さを保つ対策が始まります。
パンチング加工のものを着用、薄着に徹する、または暑くなったら
ファスナーを開放し、熱を衣服外に放出するベンチレーション機能を
採用するなど・・。
こうして試行錯誤を重ねているうちに、また
寒さとの闘いがやってきます。
季節が変わると共に、この繰り返しは延々と続きそうです。
とは言え、終結を望む反面、バイクに乗りながら実験を重ね、
過程を楽しんでいるところもあります・・
さて、ささやかな効果ではありますが、一年を通して常に
空いていても良い通気のための穴があります。
その場所は脇の下です。
穴をあけ、ベルトのピンや編み上げのヒモを通すために使用する
ハトメと同等の加工を施します。
身頃や袖、脇マチ部分など加工する位置や穴の数はさまざま。
目立たない場所にある直径5ミリほどの小さな穴が
脇の下にこもる熱を外へ逃がします。
また、僅かな隙間からの風の侵入が致命的となる冬場においても
この通気孔が支障をきたす事はありません。
オーダーメイドの際、おすすめの機能の一つです。
また、お手持ちのジャケットに加工してみるのもいかがでしょうか。
【中村】