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記事: 着た!見た!使った!『第十七回』ナンディ小菅のカドヤレザー実践レポート

着た!見た!使った!『第十七回』ナンディ小菅のカドヤレザー実践レポート

着た!見た!使った!『第十七回』
ナンディ小菅のカドヤレザー実践レポート

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今回はカドヤ製のウインターファブリックジャケットの中でも、極めて暖かなジャケットの決定版と言える一着をお届けしよう!

それがこのNOEMIだ。

ダウンジャケットのような比類なき暖かさでインナーを気軽なもので済ませられるのでモコモコ男にはなることがないので、バイクに乗ってもライディングに支障もなく、走っている姿も降りた状態でもシルエットは崩しません!!

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まず特筆しておきたいのが左側にオフセットされているメインジッパー。

これによってジップアップ時に髭が挟まってしまうこともないし、マジックテープなども付いていないので、髭が絡まって痛い思いもしない。これは髭男爵全員には超感涙! カドヤ公式オンライン

そしてこのフロントジッパーは2重になっているために防風効果がもう絶大!

深い打ち合わせのダブルフロントになっているので、風がジッパーの隙間からスリ抜けてボディ内部へ侵入するのをシャットアウト!! 

ジッパーはYKK製の大きなものなので、上げ下げ稼働に関しても大変良好。

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そして二重になっているジッパーは1つ目を解放した状態で内ポケットが使用できるのがありがたい。

なおこのポケットもかなり大きなものとなっているため、手のひらぐらいなら余裕で収納できてしまうほどだ。

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セミロング丈のライディングジャケットだけあって、外側の2つのポケットもかなり底が深くなっている。

これはモノを落としにくくなっているし、タバコやスマホなどを入れていても走行中に気になることもない。

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腹部分を守るため&バタつき防止のベルトも備わっている。

これは太めのゴムとなっているので、装着時に圧迫されるということもない。SHINYA REPLICA[GOD SPEED]に採用されていた腹巻ベルトを思い出す人もいることだろう。

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余計なロゴなどはオミットされていてシンプルなバックシャンだが、そこには威厳すら感じさせてくれるビッグシルエットがある。

漢は背中で語るもの。これぞまさに野郎の一着だ! カジュアルな見た目なので、おじさん臭さもない!!

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更なる機能として首周りのジッパーを2つ開放することでフーデッドにもなるのだ! 

これは極寒の時にヘッドパーツを守るための必須アイテム。仕舞っている時には首周りを温められる保温機能も果たすけど、首周りがゴワつくことが全くないのにはビックリしますよ。というか、極寒キャンプツーリングに行って帰ってきてからフーデッドの装備があることを知ったくらいだ。

マジでそのくらい着心地が自然なのです。

『襟ぐり=フード』となる作りに関しては「設計が結構難しく何度もやり直ししました」と、デザイナーの小谷氏からコメントも頂いております。

フードを仕舞った時に襟が硬くならないように、フードを仕舞った時に背中が膨れないように、そしてフードを出した状態でも被りやすいように試行錯誤されています。

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小谷氏のコンセプトというか作りたかった構想としては「とにかく寒くない服」なのだが、単なる暖かジャケットでは終わらせていないのがカドヤ製品。

ライディングジャケットとしての機能も備えていて、背中には脊椎パッドが入れられるポケットも装備しています。

そして裏地側の中綿にはアルミフィルム貼りのタイプを使用。これはアウターシェルの中綿+空気層とアルミフィルムで寒さをシャットアウトし、その上で体から発する赤外線と熱を反射させ暖かくするという狙いがある。

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袖を裏返してみれば、肩と肘にもパッド収納可能な袋が備わっている。万一の転倒時にも安心を付与できますので、別売りになるがパッドは入れておいて損はない。ちなみに袖通しの感じはまるで高級シュラフに包まれているよう。

コストをかけてでも繊維が細くて柔らかい中綿をセレクトしたため、シェラフ用の中綿が使用されているのだ。

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そしてライディングジャケットとしての暖かさの秘密がこの袖口。襟裏や袖口にネオプレン素材を使用していて、袖口や襟首からの冷風が入らないよう守ってくれるのだ。丈夫な素材で出来ているので、ハードに使っても伸びてしまうようなこともない作りです。

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格好を優先して寒さに凍えながらバイクに乗る事に嫌気が指したというカドヤデザイナーが「とにかく暖かく、真冬でもヒートテック+ロンTでバイクに乗れる服」を目指して独断と偏見で作ったバイクにも普段使いにも重宝する服。

このNOEMIが一着あれば宇宙よりも遠い場所にも行けそうだ! 俺も目指しちゃうか、極限の地を!!

この記事を書いた人 / ナンディー小菅

各種のバイク誌で活躍しているフリーライター。

最初の著書である「アニメバイク本」がフランスのバイク雑誌「インテグラル」誌で4c/7ページに渡って掲載された時には “OTAKU D’EXTERIEUR”と大々的に紹介された、バイクとアニメの探究者。

サングラスの下にはつぶらな瞳が隠されている。

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