着た!見た!使った!『第二十二回』ナンディ小菅のカドヤレザー実践レポート
着た!見た!使った!『第二十二回』
ナンディ小菅のカドヤレザー実践レポート
「PROTEX LIGHT TOP」
今回のカドヤウエアーはとっても変わり種。一見すると普通のカジュアルなジャケットのようにしか見えないのですが、実は出し入れ可能な肩・肘・脊椎パッドが標準装備されているのです。
普通のジャケットであれば各種パットは別売りということが多いのですが、そのパッド類が標準装備というのは大変嬉しいでしょう!
タイトなシルエットになっているのが特徴だ。
この写真ではまだパッド類は未装着状態ですが、このスリムなジャケットにパッドを装着したらゴツくなってしまうような……、そんな気がしないでもないのですが、実はそれは懸念でしかなかったというオチになりますよ。
まず肩と肘、そして脊椎用のジャケット標準パッドを装着してみる。ジャケット内側を捲ると出てくるポケットに差し込むだけです。
なお肩と肘のパットは結構柔らかく、CE LEVEL1の軽量ソフトタイプ。
肩と肘にパッドが入っている状態ですが、外から大きく出っ張ったりして目立ってしまうことは少ないでしょう。
曲げたり伸ばしたりしてみても、全然違和感はありませんでした。これなら安全面とファッション性を両立できますね。
続いてオプション設定のチェストガードもセットアップしてみます。
チェストガードは一般的なベロクロで位置を合わせて止めるタイプではなく、肩や肘と同様に袋に入れるタイプです。装着も取り外しも簡単です。
フロントを全開にする時には流石にチェストガードは取り外すことになりますが、ジッパーを上げている通常走行時では、装着していることを忘れてしまうくらいに自然な感じでした。
これは全体が収縮素材のため身体にフィットすることで、チェストの装着感が無くなっていたのではないかなと思います。
チェストも装着してみたのでこれでパッド類がフル装備なのですが、横から見ても至って普通のボディラインを描いています。
これならゴテゴテしたパッド付きジャケットを遠慮したいって人にも使って頂けるでしょ!
自らもオフロードレースに参戦しているGクラフトしのPさんにパッドを触って確認してもらいました。
安全性は単なるパーカーなどとは比べ物になりません。シルエットは普通に見せていながら、実はパッド入りで安全という仕掛けなのです!
これは最初『萌え袖』のようにしか見えなかったので「おニャン子クラブとかこんな感じの着こなししてたよねぇ~」とか思っていたし、その名残りかと思っていたんですが、GクラしのP曰く「それはサムホールと言って手首を冷やさないようにするものですよ」とのこと。
サムホールに親指を入れていればグローブとの隙間も無くなって隙間風もシャットダウンできるとのこと。なるほど、これは冬場には暖かさをキープできますね。冬場には暖かくて安全なインナーとしても使うことができるというワケだ!
一年を通して着用できるウエアーなんてなかなかないし、もはやこれは一つ上のライディングジャケットだ!!