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記事: Ref - Vol.1 (始まり。)

Ref - Vol.1 (始まり。)

レザージャケットをより長く着続けていただく為に。

Ref - Vol.1 (始まり。)

作って、使って、洗って、直して


お客様のもとで、より長く着続けていただく為に。

 

KADOYA-RefLeather の新しい展開が始まる。

 

革専門クリーニング屋からメンテナンスアイテムが登場。

 

お客様のもとで、より長く着続けていただく為に。

 

KADOYA-RefLeather の新しい展開が始まる。

 

レザーミルクの使用

 

– きっかけ –  

 

サスティナブルという言葉。

 

2018年初めごろから、聞き慣れないその言葉をよく聞くようになった。

 

サスティナブル=持続可能

 

よく調べてみると、企業によってサスティナブルの定義は異なり多種多様な取り組みがなされているようだ。

 

企業である以上、その言葉を無視することはできない。

 

当然、カドヤとしてもその言葉に向き合ってきた。

 

カドヤにとっての持続可能な取り組みは何ができるだろう。

 

そして、一つの答えにたどり着いた。

 

 

それは、「長く着続けてもらうこと」だ。

 

修理を施されたレザージャケット

 

カドヤは創業した1935年から革製品を取り扱い、修理までをおこなってきた。

 

創業70周年時には、革製品専門のクリーニング屋(リフレザー)を開始し

 

お客様の手元に渡った後も長く大切に着続けて頂けるアフターフォローを拡充した。

 

 

深く考えるまでもなく、今までの85年間行ってきた革製品と向き合う姿勢 。それが、それ自体がカドヤにとってのサスティナブルなのだと。

 

レザークリーニング工場の備品

 

だが、それでいいのか。これまでと変わらないスタンスで向き合うのも大事だが、もっと一着を長く着れるようにできないか。

 

幸いにもカドヤには革ジャンを作る職人、革ジャンを洗う職人が在籍しており、豊富なノウハウがある。

 

中でもリフレザーの革ジャンを洗う職人たちは、ダメージが蓄積された革ジャンの相談をよく受けている。

 

「革ジャンをより長く着続けるためにはどうすれば良いのか?」そんな問いを彼らに投げかけてみた。

 

レザークリーニング工場の内観

 

 

■職人たち

 

「定期的なクリーニングや修理はもちろん大事なんですが、より長く着続ける為にはセルフメンテナンスがもっと重要なんです。

 

私たちができることは、洗って、直すことだけ。

 

その革ジャンと一番長い時間を過ごしている人が、どれだけメンテナンスを行うかで、その一着の寿命は長くなるんです。」

 

 

確かにそうだ。

 

でも、せっかく修理やクリーニングをやっているのだから、そういったプロのサービスを利用するだけではダメなのか?

 

レザージャケットのブラシ掛け

 

 

■職人たち

 

「革ジャンに何かあったら、修理やクリーニング屋に持っていけば良い、たしかにそういったご意見もあると思います。

 

しかし、より長く使うには適度なセルフメンテナンスが必要になってきます。」

 

「よく思われがちな内容で、クリーニングに持っていって洋服が新品みたいになった!

 

とお話しを聞くのですが、あくまでもそれは新品みたいになった!だけの話でダメージはクリーニング屋に持っていても回復しません。ちゃんとダメージは蓄積しています。」

 

「セルフメンテナンスは汚れたからやろう、じゃなくてダメージの蓄積を防ぐために大事なんです。

 

例えば、いきなりの雨や汚れ、カビの防止に備えてオイルアップに加えて撥水加工を施しておいたり。

 

そうすることで革の表面が保護されるのでダメージの蓄積が全然違います。」

 

「現に、そういったメンテナンスを行っている方の革ジャンと、何もしていない方の革ジャンをクリーニングした時だと仕上がりも全然違います。まあ、当然といえば当然なんですけど。」

 

 

では、クリーニングはいつすれば?

 

革衣類の保管状況

 

 

■職人たち

 

「もちろん、人間なので大切に使うとしても限界があります。

 

カビが生えちゃったり、汚れがついて、自分ではどうしようもできない時は持って来てください。

 

プロとして、可能な限り綺麗に仕上げます。

 

そのタイミングの時にでも『今後どうメンテナンスをすればいいか』ご質問頂ければ、その革ジャンに合わしてアドバイスもできます。」

 

「また、当店(リフレザー)は名前のとおり、リフレッシュを大事にしております。

 

どれだけメンテナンスで予防をしたとしても汚れは溜まりますし、裏地とかの汗、皮脂汚れなんかも綺麗に落とします。

 

理想は、「使用頻度や使用頻度によって異なりますが、街着としてシーズン期間中の週末に着用する程度であれば2~3年に1回、バイク乗車時に頻度高く着用するような場合には1~2年に1回のクリーニングがお勧めです。」

 

 

なるほど、これで一着をより長く着れる事ができる。

 

職人たちの熱弁の影響か、若干部屋の温度が上がったのもあってか、私は晴れやかな気分になった。

 

 

しかし、いや……待てよ。

メンテナンスグッズといっても種類があり過ぎてどれを買えばいいのかわからない。

 

 

皆さんもこんな経験はないだろうか…….

 

 

ならカドヤ/リフレザーで本当に革ジャンに合う物を展開しよう。

クリーニングに使用する機械

 

こうしてKADOYA-RefLeather独自のケア用品展開構想がスタートした。

 

「お客様のもとで、より長く着続けていただく為に。」

 

それは85年間に渡り革製品を扱ってきた自負、プライド

 

そして時代を見据えたサスティナブルへの挑戦

 

 

思いを形へ – Ref series

 

レザーオイルとレザーミルク

左:leather oil (レザーオイル)と右:leather milk(レザーミルク)

 

リフレザーの職人がメンテナンス何種類もの製品を検証し革ジャンに最適な溶液をセレクション、そして「室内やガレージに置いても映えるオリジナルパッケージでリリース。」

 

展開ラインナップは、leather oil (レザーオイル)とleather milk(レザーミルク)の2種類。

 

leather milk(レザーミルク)の方は浸透性が高く光沢が出やすいのが特徴で艶を出したい方におすすめ。

 

leather oil (レザーオイル)の方はよく伸びて革製品になじむので特徴で艶を出したくない方におすすめ。

 

 

次回はアイテムそれぞれについて語ろうと思う。

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この記事を書いた人 / カドヤ編集部

カドヤのモノ・コトを発信する社内にある編集部

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