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記事: KADOYA MAGAZINE-Vol.12 アルタケイスは新たなケース (事例)へ

KADOYA MAGAZINE-Vol.12 アルタケイスは新たなケース (事例)へ

アルタケイスは新たなケース (事例)へ

昨年秋冬に始動し、この 20SS シーズンも新作をリリースする ALTER KEIS(アルタケイス)。 今回は改めてデザイナーからの企画の成り立ちや意図を含める形でこの新しい試みを紹介したい。
編集(KADOYA編集部)

実際にプロジェクトの発起人であるデザイナーに語ってもらった。

「デザイナー」

この内容は入社後間もない 2016 年頃から考えていて、ALTER KEIS は単なる商品群という訳ではなくカドヤの新しい施策として次世代に続く流れを作りたい。という考えのものでした。

バイクに乗り始めカドヤを知った高校生の頃からずっと、カドヤって質実剛健なもの作りをしているな〜。でもなんか

黒くて」「硬くて」「怖い」なっていう印象もありました笑

アパレルのデザインをやって、バイクも継続して大好きで、紆余曲折の後にカドヤに入りましたけど

その時に「めちゃくちゃ拘ったものづくりをしている。

それに時代時代で面白い試みをずっと続けてきた会社なんだな」 とも思いました。

そんな中で思ったんです!良いもの作りを今から先もう少し触れやすい形

「今」に合わせて打ち出していきたいなと。

それに「カドヤは革服屋だ!」っていう事ももっとちゃんと打ち出していきたいなと。

カドヤ公式オンライン

でも時間はかかりました。なんせ今までのプロダクト、イメージ、お客様からの支持、社内での受け入れ体制、今年で 85 年を迎える企業ですから

そこはもう、笑

カドヤの本流のプロダクトやイメージを徐々に徐々に変えていって、今のタイミングなら行けるかな?と思い始めたのは 2018 年の春先くらい。

どういう風にしていくか社内資料を色々と作成して、デザインコンセプトを練って。

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ALTER KEIS ネーミングに関しても

ALTER は Alternativo( 伊)=もう一つの、新たな

KEIS は K`S の商品群(昔から続くカドヤ既製品のメインストリーム) という具合に、「カドヤが新たに形作って行くもう一つの流れ」を指しています。

まあこの辺りは僕の思い込みみたいなものですけどね笑

プロダクトのテーマ

革もの — 普段使いにもバイク使いにも映えるカジュアルレザーアイテム

布帛 / アクセサリ類 — タフでガシガシ使える(ある意味オーバースペックな)カジュアル

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革は堅牢で重い革は昔から使っていましたから、逆にどのくらい羽織りやすくて動きやすいものができるかなと。

それにインナープロテクター等を身に着ける事も考えた設計をしています。

布帛は、上記そのまんまですね。 前シーズン投入の布帛なんかはカバンや資材など普通は服に用いない超高強度の生地を使いました。

それでもってファストファッションではないので、何年も何年も使う事を考えて、経年の風合いや変化も考えて作っています。 カドヤ公式オンライン

商品作りには、機能的なところや安全に配慮するところなど

確かに [ 企業として ] 見せないといけないスタンスがあると思っています。

でもバイクに乗る時って、それだけではない「気分を駆り立てる格好よさ」「心地よさ」がないといけないと思うんです。

特にカドヤは元々革服店だから。

革とバイクを通して色んな人に装いの楽しみやバイクの楽しみを、ほんの 1~2%でもいいから上乗せして提供できないかなと。

それが ALTER KEIS の試みであり、今後カドヤが打ち出していく=伝えていきたい事だと思っています。

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どういう感じの展開に繋がっていくか、いろいろ画策はしていますけど

面白くて楽しくて、格好いい。そんな独自のスタイルを提案していきたいと思います。

2020SS ALTER KEIS

この記事を書いた人 / カドヤ編集部

カドヤのモノ・コトを発信する社内にある編集部

カドヤのあれこれを社内からの視点と時に外からの視点で積極的に発信していきます。