革の装い(新定義)
KADOYA MAGAZINE Vol.34
革の装い(新定義)
KADOYA×Moto NAVIコラボレーション企画
オートバイ雑誌「Moto NAVI」が提案する、2021年秋冬のコーディネート。
文/MotoNAVIMotoNAVI)
写真/高柳 健 モデル/高鴨 輝(ナンバーエイト)
2021A/W STYLING COLLECTION
今回メインにセレクトするのはフーディータイプの「URBAN LODER」。防水性能をもち保温性も高いシンプルなデザインのライディングジャケットは、カジュアルなアイテムと相性が良くクローゼットにあるとついつい手が伸びてしまう1着。そんなアイテムを使って、今回はもうワンランク上の大人なコーディネートを提案する。
ここ数年ですっかりと定着したフード付きのライディングジャケットは、これまでの男らしい印象が強かったバイクファッションに、ストリートなスタイルの要素を多く持ち込み定着させてきた。それゆえに、アウトドアの雰囲気を持ち合わせるアイテムが数多くのメーカーから展開されてきた。
URBAN LODERは、シンプルなデザインながら、ライディングポジションに合わせたシルエットを採用。表地には透湿防水素材を、中綿にはシュラフなどに使用されるComformax 高機能中綿体を用いており、保温性能は抜群。インナーウェアをセレクトして、体のラインに合わせたジャストなサイジングで身につけたい。
シンプルゆえ収納面が気になるところだが、2つのアクセスしやすいパケットと、貴重品などを収めたい止水ジッパー付きの他に、内側にも大型のポケットを配置。フードインは走行時にバタつきを抑えるドットボタンを装備する。
縫い目や生地のあわせ面は、すべてシームシーリング加工しているので、突然の悪天候にも心強い。
ダークトーンのカモフラージュは、ストリートの要素だけではなく、大人の印象を併せ持ち、フルサイズのネイキッドから、近年人気のライトスポーツまで、幅広いバイクともマッチングするだろう。
定番ともいえる、デニムや少しファットなパンツとスニーカーを組み合わせて、ストリート風の着こなしも面白いが、今回はあえてスリムなシルエットをチョイスしたい。着丈のバランスの良いジャケットとの相性は抜群で、ひとつ大人なコーディネートを楽しむことができる。レザーパンツにブーツのセレクトすれば、質感も良く上品な印象を。デニムやコットンの素材を合わせれば、カジュアルなイメージのスタイリングに。
もう1点、ポイントとなるのはインナーウェア。ここにはシャツやスウェットなどにクルーネックではなく、ダークトーンハイネックなニットを選んで、全体を引き締しめたい。オートバイらしい「男らしさ」の演出もいいが、今シーズンは、大人なバイク乗りを目指してみるのはいかがだろう?
MAIN ITEM / URBAN LODER
透湿防水機能に優れた防寒力の高いライディングジャケット。シャープなスタイルながら、背面中心にはブラックリフレクターが、肩、肘、脊髄にはパットが装着できるポケットなど、細部までライディングにこだわった装備が配されている。街乗り街乗りからロングツーリングまで、マルチに身につけられる1着。
オートバイのあるライフスタイルを提案するバイク雑誌
『Moto NAVI』は、株式会社F10 BOOKが発行しているオートバイ雑誌。3月、6月、9月、12月の各24日発売となっています。オートバイに関する情報だけでなく、ファッションやライフスタイルについての記述が多いのが特徴の雑誌です。