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記事: Repair&custom 22

Repair&custom 22

こちらは欠けたお皿に金継ぎを施したもの。

金継ぎとは割れや欠け、ヒビなどの陶磁器の破損部分を漆によって接着し

金などの金属粉で装飾して仕上げる修復技法です。

ちなみに この器はかなり前に人に教えてもらいながら自分で修復した物であり

金は変色し欠けた部分は元に戻ってしまい 本来はお見せ出来る物ではないのですが・・・

使って壊れた器を修理する日本独自の古来からの伝統技法。

プロの方に頼めば確実ですし 器用な人であれば美しい仕上がりになるはずです。

物は何であれ 大事にしていた物が破損した時に修復が可能で使い続ける事ができるのは嬉しい限りですね。

さて こちらはI様から持ち込まれたレザージャケット。

右肘部分の破れの修理依頼となります。

選択肢としては

・イメージを変えずに最小限の範囲での修復。
 (破れた箇所のみをボンドで留める。更に裏から革を当てステッチをかけるなど)

・肘部分のみを切りかえてパーツ交換

・大掛かりですが袖の交換などなど・・・

今回は工場に同じ革のストックがあった事と場所が肘という事もあり

I様の選択は肘パッドの取り付けとなりました。左袖も同様に。

違和感のない自然な仕上がりです

修理に取りかかる前にI様のジャケットを見て思った事があります。

着用感があるのに とても状態が良く大切に着ている感じが伝わってきました。