Repair&custom 15
お客様が着用されている当社のレザーパンツ。
ブーツインしてみたくなり、お持ちのロングブーツに裾を入れてみたところ、「なんとかいける・・・。」 ということで、しばらくの間、多少の無理を承知でお履きになっていたそうです。が、ブーツの中の革のボリュームは相当なもので、ストレスなくブーツインできる加工が必要となりました。
膝まわりはお客様に丁度良いゆとり加減なので、そこを基点にふくらはぎから裾口にかけて巾つめ。 裾丈はお客様の足首付近に合わせカットします。
細くなる裾口にはZIP付きのスリットを設け、足首を容易に通せるようにします。 スリット部に添えた一枚革の風除けは、ブーツの中では本来の意味を成していませんが、ZIP開閉の際、スライダーがソックスや素肌に引っ掛からないようにするためのパーツ。
これで、パンツの裾を折りたたむように手で抑えることなくブーツをお履きいただけると思います。
革のたまりを気にしながらブーツインされている方、膝から下のカスタムですっきりされてみてはいかがでしょうか。