レザージャケットメンテナンス スタッフのお手入れ方法
ショップスタッフがやってるレザーメンテナンス
店頭でジャケットを購入された際によく
「ジャケットのメンテナンスはどうすればいいですか?」
といった質問をされることがございます。
ご説明させていただくのですが、なかなかわかりづらい部分もあるかと思いましたのでまとめてみました!
レザージャケットのオイルアップはシーズンインのタイミング
まずレザージャケットのオイルアップのタイミングですが、僕のオススメはシーズンインのタイミングです!
つまりこれからであれば夏物のパンチングレザーなんかはちょうどいいかもしれませんね!
(今回はノンパンチングジャケットでやってます。)
『シーズン終わりのタイミングでオイルアップをしてクローゼットへ………』
という話もありますが、シーズン終わりでのオイルアップは汚れの上からオイルで蓋をして収納する事になるのであまりオススメしていません。
クローゼットにしまうタイミングでは汚れ落とし程度に留めましょう。
どうしても汚れ等が気になる方は弊社のクリーニングサービス《リフレザー》をご検討ください。
レザーメンテナンスアイテム
今回のメンテナンスで使用するアイテムはコチラの4つ
①ウエス (画像左手前)
②レザークリスタル (画像左奥)
③ジャーマンブラシ1 (画像右端)
④ジャーマンブラシ2 (画像中央)
step① ブラッシング
まずはブラッシングから
ジャーマンブラシ1(大きいブラシ)で全体のホコリをざっくり落とします。
ポケットの隙間など細かい部分のホコリはジャーマンブラシ2(小さいブラシ)で落としていきます。
step② 表面を軽く水拭き
続いては水で濡らして硬く絞ったウエス等を使用し、ブラシで落としきれなかった全体の汚れをさらに落としていきます。
ここであまり強くこすりすぎてしまうと色落ちの原因になることもあるので、あくまで表面を軽く拭き取る程度にとどめます。
この時使用するのはタオルでもいいのですが、個人的には使用しなくなったTシャツなどが毛羽立ちも少なくオススメです!
step③ オイルアップはまず裏面でテスト
ここまできてようやくオイルアップです。
レザークリスタル付属のスポンジにオイルをつけて塗っていくのですが、ここでポイントが2つ。
1つ目は塗りムラが無くなるようスポンジ全体にオイルを馴染ませること
そして2つ目のポイントは全体をオイルアップする前に裏面でテストすること
全体に塗る前には必ず裏面など表から見えにくい箇所でテストしてから全体に塗布していきます。
こうすることでオイルアップ後の色味の変化や革との相性なども確認できるので、初めてオイルアップする場合は欠かせない工程ですね!
step④ 全体にオイルアップして陰干し
最後は全体にムラなくオイルアップ!
特に肘部分はよく曲げ伸ばしされる箇所でもあり、シワができやすくもあるので入念に。
シワに沿ってやるとムラも少なくなるのでオススメですよ!
もし塗りすぎてしまった箇所があれば、ウエス等で拭き取ればOK。
全体のオイルアップが終わったあとは換気のいい場所で陰干しすればオイルアップは完了です。
革ジャンのメンテナンスは難しく面倒に思われがちですが、実はそこまで難しいものではありません。
年に1~2回程度することでその分愛着もわきますし、長く付き合うこともできますので、愛車のメンテナンスと一緒に愛用している革ジャンのお手入れも楽しんでみてください!