HFG/SHOULDER BAG 開発経緯
10年程前、カドヤの工場で、職人の手によりこのショルダーバッグは生まれました。
古い話ですが、現在だからこそお伝えしたい商品開発の経緯をご紹介いたします。
当時、バッグの開発には疑問の声があり、その理由も頷けるものでした。
それは、弊社の職人は革職人であると同時にライダースジャケットの職人でもある為、革鞄よりもジャケットに力を注ぐべきではとの声でした。
そんな中、バッグの開発がスタートしました。
ショルダーバッグ形状であることは最初から決まっていました。車種や速度域にもよりますが、移動する時と物を取り出す時、両方の利便性を考慮していたからです。
最初に生まれた試作品はひとまわり小さなものでしたが、すぐに各方面からの要望が出ました。それは日帰りで走りにいくにしても小さすぎるとの声でした。その他にも、部署を問わず社内から様々な意見が出ました。それらの意見を反映させ二回目の試作品が完成しました。
二回目の試作品はクオリティも高く、多くの社員はこれ以上ないものが完成したと思っていました。
ところが、発売間近にも関わらず最後は発案者の職人からダメだしが出ました。
それは普段からオーダーメイドのジャケットなどを縫う職人らしい意見でした。
「背中に当たる曲面をもっと人体に沿うようにできる」
より良い物を生み出す努力を惜しまず商品開発を継続した結果、このショルダーバッグはカドヤを代表する商品となりました。
この冬、革のショルダーバッグはいかがでしょうか。