レザージャケット類へのオイル塗布について
このところ、数件のクリーニングご依頼品において「レザージャケットにメンテナンスオイルを塗布したところベタツキが出た」「オイルを塗布したら白くシミになった」とのお話を頂いております。
これらの中には「ミンクオイル」や「野球グローブ用のオイル」を使用された例が多々あります。
ミンクオイルに代表される動物性油脂は革内部へ充填する力が強いという特徴がありますが、ジャケットなどの広い面積へ薄く広く塗り広げるには少々コツも必要であり、塗り過ぎによるベタツキやオイル染みが発生し易いという傾向も見られます。
軽度の塗り過ぎによって発生したベタツキやオイル染みについては、当方クリーニングで概ね除去できるものですが、過剰に塗り込まれた油分を適量だけ抜き取る事は困難です。
洗い上がり時にベタツキやシミが解消されたご依頼品において、事後の着用で揉み込みが入った時や、寒暖差の大きな環境で着用した時などに、内部から浮き出てくる油分で症状が再発生する例もあります。
また、長年塗り込んだことによりオイルドレザー調に仕上がっているような革の質感を元のように戻すことは叶いません。
(注:動物性油脂の使用が害とするものではありません。
上記のように充填力は強い為、油分抜けを起こした革へしっかり油分補給を行いたい場合や、野球グローブを軟化させるような目的には有効と考えます。)
各皮革用メンテナンス剤の販売会社からはミンクオイルよりも扱いやすいオイルが各種販売されています。
リフレザーとしては、そのような薄く広く塗る事が行い易いオイルのご使用をお勧め致します。
KADOYAでは「Ref/シリーズ」等の扱いやすいオイルを取り扱っております。
※皮革用メンテナンス剤等のご使用に際しては、必ず裾裏等の目立たない箇所でテストを行い、シミ発生や変色等が起こらないことを確認してからご使用下さい
※一度に多量の塗布はお勧め致しません。ごく少量を薄く広く塗り広げるイメージの塗布をお勧めします。
※「多めにオイルを入れたい」、「革表面にオイル感が多い事が好み」の様な場合には、一度に多量を塗布するのではなく、1回には少量を塗布し、時間を置いて複数回重ねる方法をお勧めします。
「どのようなオイルをどのくらいの量塗布する事が良いのか」の問いに対して明確な回答を行う事はできません。
「革質」「色合い」「革の状態」「所有者の好み」等の条件によって適量は異なります。
但し、多くのご依頼品を見る中では、リフレザーの観点からは「塗り過ぎ」の傾向が認められることも事実です。
皆さんが考えられるよりも少量の塗布で十分な事例が多いと思われます。
皆さんがご自身所有の皮革製品と向き合って、オイル塗布にも試行錯誤を行う事で、よりその皮革製品への愛着も強まると思います。
その中で不明点や疑問などございましたら、リフレザーへお気軽にお問い合わせ下さい。
可能な限り回答に努めさせて頂きます。
リフレザースタッフ一同
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