着た!見た!使った!『第十二回』 ナンディ小菅のカドヤレザー実践レポート
着た!見た!使った!『第十二回』
ナンディ小菅のカドヤレザー実践レポート
「LEATHER SHIRT STD」
今回で連載も12回目。つまり1年分となったとこで「カドヤレザー実践レポートと名打っているワリには革製品の紹介が少ないのでは?」という疑問をお持ちの方々も多くなってきている気がしないでもない。
そこで今回はバリっとレザーウエアをご紹介してみたいと思います!! 『LEATHER SHIRT STD』の登場です!!
革ジャンパーで全国のバイク乗りに名を馳せたカドヤさん。現在ではナイロン系や小物に至るまで様々なラインナップが目白押しですが、やはりレザーアイテムには他の追従を許さない存在感がある!
その中でナンディさんも超気に入ったのがLEATHER SHIRT STD。これはレザーを使用したシャツなので春・秋の季節にはピッタシのアイテムなのです。
使われている革はとてもしなやかで柔らかく、そして着心地はグンバツ!シャツというカテゴリーのためにフロントはドットボタン仕様で、しかもボタンは目立たないような工夫も凝らされていたりもします。
ジッパーにしてしまうとジャケットになってしまうのをあえて回避した配慮だろう。
ポケットは左胸に一つのみという、実に漢らしい割り切ったもの。こういった部分もあくまでシャツであるということを意識させてくれますね。サイズは控えめなので、実際にモノを入れる実用性よりはお洒落なアイコン的に比重が置かれている。
サイド部分もシャツのようにガジェットがデザインされている。これは縫い目が裂けないように付けた補強する工夫で、縫製技術が未熟な過去の時代にはこの部分からシャツが裂けることが多かったために付けられたもので、現在ではクラシックなイメージに見せてくれる。
パンツアウトでシャツをカジュアルに見せる時には大いにポイントとなってくれます。
ここまで読んで「革がヨレヨレじゃない?」と思った貴方。鋭いです! ナンディさんも最初にこのLEATHER SHIRT STDを手にした時に「なんかシワシワしてるなぁ」と革で疑問を持ったのですが、実は洗いっぱなしのような風合いを加える技術によって、わざわざシャツに出来るようなシワを表現しているのだ!
言われないとなかなか伝わらないのですが、こいつは手が込んでいますね~。
前開きを開いた時には右の裾にKADOYAの刻印がちょっとだけチラ見える。こういったさり気ない部分によっても、カドヤ製レザーシャツであることを感じさせてくれて、優越感に浸れますね。
素材はゴートスキン(山羊革)を使用していて、裏地にはポリエスストレッチテルツイルを使っているので着脱(クロスアウト!)する時も肌に張り付くこともなく実にスムーズ。
もし排気ガスや食べこぼしによる汚れが気になった場合には、カドヤさんの展開している革専門クリーニング『リフレザー』にお願いすれば万全です!
肩肘張らずに気軽にバイクライフを楽しむ時には最高の一着。そのまま街を歩いていても全くもって違和感なし! LEATHER SHIRT STDを一着クローゼットにインしておけば、様々なシチュエーションで活躍することは火を見るより明らかだ!
いつものプロテクター入りのライダースーツからちょっと気分を変えてLEATHER SHIRT STDを羽織れば、アダルトチックに変身できる。
これぞ“大人の野郎の一着”だ!!