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記事: small talk - Vol.04 - 9月8日の東京本店改装の現場

small talk - Vol.04 - 9月8日の東京本店改装の現場

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カドヤ公式オンライン

去る9月9日、本社ビルの1~2階に店を構えるカドヤ東京本店が内装を新たにしリニューアルオープンをした。この記事は、オープン前日、細かなセッティングを行う様子に触れた中での雑感を記述させて頂いた。お時間あればお付合い頂きたい。


東京本店内装リニューアルオープンの1日前

自身に関係する店舗内装のリニューアルを経験する機会は多くはないだろう。今回は偶然にもその最中にいた為、カドヤ東京本店のリニューアルオープン前日の様子をお伝えしたいと思う。

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1階から2階への階段は、赤枠の階段からシックなグレーの階段に変更されていた。階段周りの壁も一部が撤去されている。メインフロアとなる2階へ行く最中に焦点を当てた内容から、階段を見せる内容への変更だろうか。

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メインフロア2階の窓は本社工場で縫製した生地で覆う計画の為、進行役と工場長で打合せを行っていた。ライダースを販売する店舗の覆いをライダースを縫製する工場で縫製するのは興味深く感じる。

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オープン直前まで細かな要望に応えてくれた内装施工業者の職人の道具袋。革製品に目がいってしまうのは私だけではなかったはず。道具袋の様な質実剛健な革製品には繊細な革製品とは異なる魅力がある。

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革に線を描く為の銀ペン。そのペン立てにガラスの容器を選んだのは東京本店の店舗スタッフ。不思議と新内装に似合っているのは彼のセンスだからこそかも知れない。

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床は金属質感のものから古木タイプへ変更された。床張りの作業は真新しい靴で行っていた。これはライダースにシワひとつ付かないよう心掛けているカドヤの職人と通じるのではないだろうか。

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日が暮れて夜になり始めた頃、店内にレザージャケットが満たされた。そして細かなセッティングも終わりを迎え、誰もが店舗の完成を感じ始めた頃に時計が設置された。

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「三方良し」とは古い言葉だが現代にも生きる言葉。 装いを新たにしたカドヤ東京本店が、売り手、買い手、世間の三方に良いエピソードを積み重ねることに期待したい。

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この記事を書いた人 / 菊地 謙三郎

カドヤ東京本店の店長を約10年間務めた後、営業部 EC課に配属。

東京本店では多くのオーダーメイドやリペアに触れ、レザージャケットへの見識を深めた。カドヤの以前には、バイク専門誌『BORN Biker's』(モーターマガジン社)の編集員に名前を連ねたことも。

車歴はGILERA SATURNO350、HONDA XR600R、SUZUKI DR-Z400S、DUCATI 350F3等。