全てのモノコトはバランスが一番大事
Factory Manager / Shinji Ichijima
2000年度3月入社
全てのモノコトはバランスが一番大事
【現在担当している仕事について教えてください】
レザー製品の製作、修理、企画に加え、本社工場の運営全般を担当しています。日々の業務を通してKADOYAの高い品質基準を維持し、製造からアフターサービスまで、トータルで製品の価値を届けることを目指しています。
【カドヤの魅力を教えてください】
カドヤの最大の魅力は「人とモノ」です。経験豊富な職人と一緒に働き、その知識や技術に学びながらモノづくりを続けられる環境にやりがいを感じています。
【仕事のやりがいや醍醐味、面白さは】
もともと革とモノづくりが好きでこの業界に入りましたが、KADOYA、特に本社工場が担当している業務は、革製品の製作だけにとどまりません。修理やカスタム、そして企画といった多岐にわたる業務を担っているところが大きな魅力です。
私たちが手がけるのは、ライダースやレーシングスーツといった衣料としての側面と、道具としての機能を兼ね備えた特殊な製品です。これらには機能性が必須であり、「壊れても直す」ということが前提にあります。単に「作れる」だけでは通用しないのが本社工場の職人の仕事であり、より着心地よく、強く、合理的に、そして格好良く美しい製品をいかに作るかを追求しています。
このような深い考察をもってモノづくりができる本社工場、通称「HEAD FACTORY」での業務は、職人としての腕を試され、さらなる技術を磨ける場でもあります。その奥深さに面白さを感じ、日々やりがいを持って取り組んでいます。
【仕事をするうえで一番大切にしていることを教えてください】
私たちがどれだけ大量の製品を作っていても、お客様にとっては「一着」が特別なものです。どんな製品であっても、着る人にとっての唯一の一着であることを絶対に忘れてはならないと考えています。
この考え方は製作だけでなく、修理やカスタムの際にも同じです。製品を通じてお客様に寄り添い、その一着が持つ価値を大切にすることを常に意識して仕事に取り組んでいます。