レザージャケットの経年変化
レザー製品の楽しみの一つ、経年変化。
レザーJKTを主軸として様々な革製品を扱っている弊社ですが、
スタッフやお客様によって様々なレザーの経年変化を見てきました。
着用していく中で劣化し、寿命を終えるテキスタイルや薄すぎる革とは異なり、
着用するにつれて変化し、魅力を増していくレザー。
薄くて軽い一般アパレル製品よりは少し重く、厚みがあるものが多い弊社ですが、
少し重く、厚みがあるからこその変化や風合いは、所有欲を満たし、人生を豊かにしてくれると信じております。
モーターサイクルと共に時間を過ごしたJKTは、その乗車姿勢や使い方により、様々な皺や擦れの変化がおきます。
中でも腕、肘や袖口は誰でも屈折する部位の為、必ず皺が形成される部位。
私のこのJKTは弊社製品「BONNY-0」をベースにしたオーダー品ですが、
モデル的に腕が細めな作りの為、より細かい皺を刻みます。
ファスナーはシルバー色のニッケルを使用しておりますが、このJKTはすでに仕上がりから12年近く…
鈍い銅色に変化しております。
ドットボタンもブラック塗装のものはメッキが削れ、銅色へ変化。
金具類は最終的に消耗品として破損したら交換修理となりますが、これらの部品類の変化も楽しみの一つです。
私はこのJKTがレザーJKTで最も長く付き合っている一着で、
前述した通り約12年経ちましたが、未だに変化を楽しみながらメンテナンスしております。
他の所有JKTとは別に、常に欲しい形のJKT欲は尽きず、既製品やらカスタムメイドやらを日々妄想しております…。
それらのJKTも早めに手に入れて、このJKT同様出来るだけ長い期間付き合いたいものです。