プロテクターに関するお話し
バイクは単体では動かず乗り手がいてはじめて動く事が出来、そして一体感が生まれ完成します。
しかし、バイクはご存知の通り転倒というリスクもございます。
転倒はリスクではありますが、その際少しでも身体へのダメージを減らす為にプロテクターが存在しております。
もしもの転倒時に身体を守ってくれるプロテクター。
しかし、そのプロテクター自体も転倒による破損ではなく、必ず訪れる寿命があるという事についてお話しをしたいと思います。
まず、柔軟性がありプロテクション効果も高いポリウレタンで成形されたプロテクターは、加水分解また熱や紫外線などによって経年劣化は避けられません。
プロテクター自体を曲げたりすると割れたり崩れた場合は寿命です。
また弊社ジャケットに使用している2層式スポンジパッドですが、こちらのスポンジは高耐久ではありますが当然寿命があります。
2つの硬さが異なるスポンジ同士を接着剤で固定しておりますので長期使用した場合、スポンジの劣化及び剥離または接着剤が溶けだし裏地に引っ付いたりするケースもございます。
レザージャケットは転倒による大きなダメージがない場合やブラッシング・オイルアップ・クリーニングの定期メンテナンス次第では長期に渡り使用出来ますが、プロテクター類は本来の性能を維持する為に定期的な交換をおすすめ致します。
身体を守ってくれるプロテクターですが、性能低下によりいざという時に本来の力を発揮出来ない・・という状態を避ける為に、毎シーズンごとにジャケットやパンツから取り出してチェックしていただくと安心かと思います。
よいシーズンになりましたので、皆さま安全で楽しいバイクライフをお過ごし下さい。