HAND WARMER
暖かい日もあれば、昨日は東京都心で54年ぶりの初雪が観測された11月も残りわずか。
秋と冬の移り変わりを実感する気候が続き、寒気が身にしみる時節となりました。
バイク乗車時にはそろそろ万全な防寒対策が必要となり
街中においてもマフラーや手袋・ニットなどの出番が増える季節ですね。
そんな中、これらのアイテムがない場合は冷えやすい指先を暖めるべく
無意識にポケットの中に手を入れる頻度も増えるのでは・・・?
そもそもジャケットの両脇に付いた縦型のポケットは物を入れる以外に
両側から腹部の方へ手を入れて温めることを主眼に置いた仕様であり
冬用のジャケットに関してはハンドウォーマーポケットとも呼ばれます。
さて、その表からは見えず、普段はあまり意識する事のないポケットの中ですが
肌触りは様々です。
コットンや麻、ウールやフリースなどなど・・・
ヘッドファクトリーのラインナップでは4種の素材を仕様しています。
まずは「スレーキ」という一般的にポケット用として使われるコットンの薄い生地
N-3B LEATHERでは同じコットンでも厚手の起毛素材を
使用しており保温性を高めています。
N-1には麻で作られた丈夫な「帆布」を使用。
DE-MODではコーデュロイを採用。 素材はコットンですが生地の表面には縦方向に
短い毛の畝を施した 厚みがあり保温性の高い素材。
個人的な話になりますが、凍てつく寒さの中で冷えた指先を温めるのなら
一般的ではありませんがウールやフリースを使用したポケットの袋布は最強です。
しかし、暑がりな私には春先や秋口に格好つけてポケットに手を入れようものなら
汗ばむほどの保温性です・・・。
そうなるとコーデュロイあたりは丁度いい素材なのかもしれません。
保温や防寒は人それぞれですが
オーダーメイドの際には、このような目立たない部分に拘ってみるのも
楽しみの一つではないでしょうか。
【中村】