CHANGE OF AIR
いよいよ師走 何かと忙しい12月が始まりました。
場所によっては秋の象徴でもある紅葉が見頃ですが、一気に寒くなった事で冬の空気を感じます。
さて 無色、無臭、透明の混合気体である この「空気」
一方で人々のその場の気持ちを支配する状況や雰囲気といった意味もあります。
「空気を読む」 今日では一般的な言葉ですが 人それぞれ個性があり
やたらに この言葉が持ち出されると どこか窮屈さを感じる時があります。
私の幼少期には あまり聞かなかったワードなので 現代の子供達から
この言葉を耳にすると不憫に思う事も・・・
しかし 集団や仲間とのやりとりにおいてキーワードであるのは明らかかもしれません。
空気は酸素などだけでなく やはり変わっていくものだなぁ・・と感じます。
空気を読むという言葉も 時の流れを経て定着したのではないでしょうか
若い頃から革ジャンが好きだった私の場合 「やっぱり革は厚く硬くあるべき!」と思っていたのですが
今では「適度な厚みは残しつつ 柔らかいのがイイなぁ」 と変化しつつあり・・・
昨日までは当たり前と思っていた事がガラリと変わることがあります。
それには必ず理由があり、ある日突然 全てが変わる訳ではないと思います。
何だか近ごろ 日常の中でもそんな空気の変化を強く感じます。
・携帯電話がない時代は彼女の家に電話をかけると父親が出るという気まずい状況・・・
・昔は至る所に設置してあった灰皿。今日ではベランダで一服していると隣の窓がピシャリと閉まる音・・・
・「えっ!今ってそうなの?」 後世代とのやりとりの中で感じるギャップ
例を挙げるとキリがありませんが これからも変わり続けるのでしょう。
変わるものと変わらないもの。 変えるべきものと変えてはいけないもの。
冬の空気と共に感じた難度が高いテーマ・・・
良いも悪いも全て良しとし 変化は刺激的です。
【中村】