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記事: 名古屋店の日常(第四話)革ジャンっていつ着るの?

名古屋店の日常(第四話)革ジャンっていつ着るの?

名古屋店の日常(第四話)革ジャンっていつ着るの?

ここでは、店長「キタ」と新人「しらさわ」によるちょっとタメになる話を名古屋店の日常を切り抜いてお届けします。

第四話:革ジャンっていつ着るの?

キタ だから、インターセプターは黒で、最初のシーンで登場してくるのと合わせて2台だよ。それはイエローインターセプターでしょ。
しらさわ はいはい、わかりました、それ何回も聞いてますから。
キタ

フンっ、カドヤのバイブルだと思いたまえっ!

しらさわ

それもそうなんですけど、また革ジャンの話も聞かせて下さいね。
例えば、この前ききそびれた革ジャンを着る時期とか。結局、気候の良いときに着るイメージがあるんですけど。どうなんですか?

キタ ちょっと、待ってくれ。
まず、これだけは言わせて欲しい。1と2じゃ、世界観が違うからな。
しらさわ

はぁー。(汗  (小声:店長だけのバイブルでしょ。)

キタ

まぁ、革ジャンは確かに単体で着ると蒸れるし、寒いよね。
だから、春とか秋とか気候の良いときに着るのは大前提だと思う。でも、忘れちゃいけないのが、革ジャンは「皮」でできているってこと。
しらさわ

動物の皮ですよね。

キタ

そう。元は動物の皮膚なんだよ。極端な話、人間も服を脱いだら裸で、そのままで過ごしたら寒いでしょ。だから、服を着る。

冬は着込むし、夏は接触冷感素材のアンダーウエアか何かを着るよね?

しらさわ あー、なるほど。
キタ 革ジャンも一緒。
それ自体は「皮」だから、着ても温感は裸の状態に近くて、保温や蒸れ防止の効果は無いって訳だよ。因みに学術的な証拠はないけど、人類最古の服は原始人が着た毛皮と言われているから、皮との付き合いは長いんだよ。僕らは遺伝子レベルで革ジャンが好きなのさ。
しらさわ

うーん、遺伝子レベルで革ジャンが好きなのはおいといて。

革ジャンもシーズンを長く着るためには、冬は着込んだ方がいいし、初夏は機能性インナーを着る、つまり「いつ着るのか」ではなく季節毎に必要なインナーと合わせることが重要なんですね!

キタ そう。重要なのは単体で着用しようとせず、季節毎に必要なインナーと合わせることだよ。

しらさわ

えっ!? それ、いま僕が言いましたよ。
キタ

大事なことは2回言うのが基本です。(笑)
ただ、何にでも例外はあるわけで、今話していたのは一般的なスムースレザーの話。
いわゆる3シーズンジャケットに限ったことだけど。実は革ジャン自体にも季節感をはじめから考慮した商品もあるんだ。

しらさわ そうなんですか?
キタ 例えば、多層綿やダウンなど保温素材が裏地に含まれた冬物や、表側に通気性をもたせるため穴を開けた春夏物のパンチングレザーとかね。
革ジャンを長く着るためにメーカー側もいろいろと工夫しているんだよ。

・TSWR-2 (3シーズンジャケットの一例)

TSWR-2の裏地はポリエステルツイルのみ。

・MAVERICK (秋冬物ジャケットの一例)

MAVERICKの裏地はキルティング、中綿とアルミ熱反射フィルムで構成される。

・PL-RAFF (パンチングレザージャケットの一例)

 

PL-RAFFの裏地はポリエステルメッシュ、表革にも穴が空いている。

キタ そして、悩むところだけど個人的には初めて革ジャンを検討されるお客様には3シーズンジャケットをお勧めするかなぁ。着用出来る期間が1番長いからね。
しらさわ

あっ、でも季節毎のインナーが必要となると、ゆとりがあるサイズの方がいいんですか?

キタ それなんだよねー。
しらさわ どういうことですか?

 

(扉が開く音) 

キタ
 あっ、お客様がみえたね。
しらさわ
いらっしゃいませ!
キタ
いらっしゃいませ!
キタ
(また、時間があるときに話すよ)

 

つづく・・・


登場人物のご紹介

 
キタ
しらさわ