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記事: STAFF MAGAZINE-Vol.9 上質で洗練したデザインへ

STAFF MAGAZINE-Vol.9 上質で洗練したデザインへ

昨年リリースしたシンプルでクセのないデザインの国産ライディングジーンズKJ-REGULAR。

そして今季その派生モデルとして生まれた新作KJ-SCR。

今回はKADOYAのライディングジーンズへの考え方をご紹介します。


文/カドヤマガジン編集部

- MADE IN JAPANである理由 -

シンプルな癖のない一本の中にライディングに適した設計・安全性・機能性を落とし込みつつ、日本のものづくりの質感》をしっかりと感じて頂けるよう厚手(14oz)の国産ストレッチ生地をデニムの聖地、岡山県・児島地域の工場にて縫製するKJ-REGULER。

そのクオリティをそのままに、よりカッコ良くバイカー像を演出する一本を目指して生まれたのが今季新作のKJ-SCRです。

◆基本設計

ライディングパンツとしての動ける要素を高める基本設計をしています。

着座姿勢での腰まわり~ヒップのフィット感を高め、膝の曲げ伸ばしを考慮したパターンカッティングは履いた時に違いを感じて頂けることでしょう。

着座姿勢の取りやすさとライディングパンツにありがちなヒップのもたつきを解消し、立ち姿勢でも美しく、ライディング時にも動けるように考えました。

そこにビンテージモトクロスシーンのような昔のパンツを参考に、切り替えやダーツ(体型に合わせて立体化させるために布の一部を細く三角形に縫いつまんだ部分のこと)のデザインを盛り込みました。

基本的な機能と設計の方向性がほぼ出来上がっているからこそ、よりバイカーらしいデザイン性を楽しめる一本が完成しました。

特徴的なデザインながら、着用時には激しく主張することなくコーディネートに溶け込みます。

レザージャケットはもちろん、今季新作のメッシュジャケットとの相性も抜群です。

◆プロテクション性能

プロテクション性能、それはKJシリーズをKADOYAのファブリックライディングパンツの最高峰と捉える以上譲れない点です。

膝にはCE LEVEL.2のパッドを標準装備。パッド袋は別体式にすることで、着用する人の身長や体型に合わせて大幅に調整することが可能です。さらに外側から簡単にパッドを着脱できる仕様にすることで、この一本をライディング時はもちろん普段着としても着用できるオールマイティな高品質ジーンズへと仕上げました。

また、腰のプロテクターも膝と同様に重要なポイントです。

左右の腰部分にはCE LEVEL.1のパッドを標準装備、万が一の転倒時にプロテクション効果を発揮します。

◆所有欲を満たす質感

使用するごとに経年変化を刻むデニム、それは長い期間に渡り着用でき所有欲を満たしてくれる革製品に通じるところがあると考えます。

そこでKJ-SCRでは、デニムの質感とデニムらしさを楽しんで頂けるようインディゴ生地のみの展開としました。

一方で着用する方の好みに応じてお選び頂けるよう、特有のデザインを主張させるブラウンステッチ、落ち着いた雰囲気の生地同系色のネイビーステッチとステッチ色を二色のバリエーションとしました。

高品質なデニム生地にこだわった染色や加工が可能なのも、細かな仕様にも対応しやすい国内生産だからこそ。今後もその良さを生かした面白いものづくりを生み出していきたいとKADOYAは考えます。

この記事を書いた人 / カドヤ編集部

カドヤのモノ・コトを発信する社内にある編集部

カドヤのあれこれを社内からの視点と時に外からの視点で積極的に発信していきます。