STAFF MAGAZINE-Vol.10 高機能インナーをよりカジュアルに
「今までいつもこう考えていました。かいた汗でべたつかない吸水性、触るとひんやりする接触冷感性。そこを求めるとピチピチ・ツルツルな生地のほうが望ましいのはもちろんよく分かる。だけど純粋に、年を追うごとに肉付くカラダのシルエットがはっきりと出てしまい恥ずかしくてアウターが脱げない…」
そう企画したデザイナーは語りました。
そう思うのは彼だけなのか。いや、きっと同じように考える人もいるのではないか。そんな考えきっかけに開発が始まった新作インナーCASUAL MOTO-Tシリーズをご紹介いたします。
文/カドヤマガジン編集部
◆まるでコットンのような質感
見た目はまるで厚手パイルのコットンTシャツ。なのに抜群の吸水速乾性。
本来あり得ないこの質感は、ユニチカ株式会社(日本の繊維メーカー)のコットンライクな高機能化学繊維を用いたオリジナル生地で仕立てることで実現しました。
高い吸水速乾性とUVカット性を併せ持ちながらも光沢のないシックな質感はバイク用インナー然とせず、さらりと一枚で着ていても違和感のない一着へと仕上がりました。
◆アウターとの相性を考慮した設計
バイク然としないインナー、とはいえライディング時の着用を想定した設計はマスト。
アウターを重ね着することを前提に考え、着丈は従来のコットンTシャツと比べ少し短めに設定することでアウターとの丈のマッチングを高めています。
身幅は少しゆったりとした設計にすることで、ルーズなシルエットでカジュアルな雰囲気を演出。アウターに袖を通すことを考慮し袖は少し細めの設計としています。
◆2パターンのデザイン
スポーツカジュアルなテイストを演出するラグランスリーブと、デイリーユースの使い勝手を考慮した胸ポケットを配置したセットインスリーブの2種類をリリース。
RAGLAN-Tは胸に、POCKET-Tには裾にKADOYAロゴを生地同系色の刺繍で配置し、Tシャツ一枚で着たときにも映える質感を意識しました。
高機能インナーらしくない・バイク用インナーらしくもない新感覚インナーを、今年の夏のライディングにKADOYAからご提案いたします。
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