バイク用のライディングギアとしてのレザージャケットは、常に耐久性と防護性を重視した素材が選ばれてきました。そこでKADOYAでは、バイクの厳しい条件に耐えうる牛革や山羊革を主に採用してきました。しかし、バイクに乗るときだけでなく、普段の生活でもスタイリッシュに着こなせるウエアとしては重さや硬さなどの課題がありました。そこで、"バイクと日常のクロスオーバー"をコンセプトに生まれたのが、今季新展開のシープスキンを使ったジャケットのラインナップです。
シープスキンの魅力
シープスキンは牛革や山羊革に比べて軽量で柔らかく、着心地が非常に優れているのが特徴です。柔軟性に優れ体にフィットしやすいため、バイクを降りた後も違和感なく着用できます。
KADOYAの製品では、一般的なアパレル製品で用いられるものよりも厚い1.1~1.2mmのシープスキンを採用しています。これにより、素材強度を高めるとともに、ライディング時のバタつきを最小限に抑えています。
そして独特の光沢と質感はシンプルなコーディネートでも上品さと高級感を際立たせます。
機能性とデザインの両立
今回のシープスキンジャケットは、バイク用ウエアとしての機能性を損なわずに、日常使いにも適したデザインを採用しています。
プロテクター対応モデル(※)は肘や肩にプロテクターが取り付け可能で、ライディング時の安全性を確保しつつ、日常的な使用時にはプロテクターを外して軽快に着こなすことができます。
バイクでも街着でも着ることのできる汎用性の高さが魅力の一つです。
※プロテクター対応製品:LEATHER TRACKER JACKET・LEATHER COACH JACKET
※プロテクター非対応製品:STALLION・L-STADIUM BLOUSON
こんな方におすすめ
牛革やゴートスキンと比較しても非常に柔軟性と軽さに優れるシープスキンは、着心地を重視される方や、タウンユースがメインの方に特におすすめです。
逆に、引き裂き強度や耐摩耗性は他の皮革に劣るため、ハードなライディング用途の場合にはより堅牢な牛革のジャケットがおすすめです。
特性の異なる二種類のシープスキン
表面が滑らかで艶のある1.2mm厚のクロムなめしスムースシープスキンと、革本来の素材感を生かしたベジタブルタンニンなめしシープスキンの2種類の皮革を特性に応じてアイテムごとに使い分けました。
同じシープスキンでも、なめし工程で仕上がりに差が生まれるのは皮革ならではの醍醐味ではないでしょうか。
ぜひKADOYA直営店店頭で実際に手に取って質感の違いを感じてみてください。
≫1.2mm厚スムースシープ
厚みのあるクロムなめしのスムースシープで、滑らかな肌触りと軽くソフトな着用感が特徴。
少しゆとりのあるサイジングと共に、ざっくりと羽織り普段使いからバイクシーンまで幅広く着用いただけます。
肩、肘、脊椎には裏地の裏側にプロテクターポケットを装備。プロテクター着用可能モデルながら、袖通りと着用時に違和感が少なくなるように仕上げました。
裏地には風合い豊かなシワ加工のナイロン生地を採用することでカジュアルな質感をプラスしています。
LEATHER COACH JACKET
ストリート感が強いラフでカジュアルな印象の中に、バイク乗車を意識したアレンジを効かせた一着。
・肘の曲げ伸ばしを意識した立体的な肘のカッティング
・後ろ手に物を出し入れできる背面ポケット
・脊椎プロテクターを背中に押し付ける為のウェストドローコード
・裾からの風の巻き込みを抑制するヘムドローコード
LEATHER TRACKER JACKET
普遍的なアメリカンカジュアルをベースに、バイク乗車を意識したアレンジを効かせた一着。
・フロントをファスナー開閉に変更
・襟を立てた状態で留めることができるチンストラップを配置
・バイク乗車を考え、袖口はファスナー開閉+カフスボタンを採用
・フロント裾にファスナースライダーガードを配置
≫1.1mm厚ベジタブルタンニンなめしシープ
ベジタブルタンニンなめしのシープスキンで、絞まりのある細かなシボ感が特徴。
体にフィットし、着用するほどに味わいが増す質感で、時間をかけて革の変化を楽しみたい方にもおすすめです。
裏地にはKADOYAロゴと格子柄を散りばめたオリジナルエンボス柄のポリエステルツイル裏地を採用することで、シンプルなデザインの中にもオリジナリティを演出しています。
※プロテクター非対応モデルです。