ピックアップ詳細 | KADOYA ONLINE

「物語」風、鋭くなって街は光を纏う/KADOYA STORY Vol .01

バーテンダー28歳の3時間物語




いつもの日課。店が終わり、後片付けの時間。 1日の仕事の中で、この時一番心が落ち着く。





シャッターを閉め、今日という日が終わりを迎える。


都会のネオンは、消える事を知らない。そんなポエムを思いつき 自分の中で笑う。


「ジャンプ発売日だよな、帰りに買うか。」





駆け足で駐車場に向かい、大袈裟にコートを羽織る。


自分のバイクを遠目から見て「やっぱりかっけーな。」と呟く。





「ああ、やっぱり遠回りして帰ろう。」


バイクを間近にすると、ジャンプよりも走りたい欲求が強くなる。






鳴り響く踏切音。過ぎ行く電車を横目で見ながら、今か今かと目の前が開けるのを待つ。


「踏切が開いたら、もう少しだけ走ろう。もう少しだけ。」





「長いもう少しになったな。」


~終わることを知らないもう少し、~終わらせないもう少し~


そして風、鋭くなって街は光を纏う


やっぱり、朝日をみて帰ろうか。





-↓物語に登場した商品はこちら↓-