革ジャンの双子、布ジャン!?

KITA NORIO

名古屋店スタッフ

2022.04.04

こんちには。

季節の変わり目で安定しない天候が続く東海地方、

たまに晴れると無性にバイクが恋しいです。

 

唐突ですが、皆様、革ジャン着ていますか?

今回は革ジャンの小話をさせて頂きます。

まず、「革ジャンの中に、双子の布(ぬの)ジャンが入っています。」

さて、トンチではありません、お気付きでしょうか?

そうです、裏地のことです。

表革に合わせて作り、瓜二つ。

革ジャンの着心地や耐久性UPに無くてはならない存在です。

代表的な裏地はツイルやサテンですが、ではツイルとは?サテンとは?

何でしょうか?

元々、不織布や特殊なのも以外は殆どの生地は糸を織り作ります。

簡単に言えば、その織り方の違いです。

糸の織り方には「三原組織」という

平織、綾織、朱子織の3つの基本的な組織があります。

経糸(たていと)を視点にした場合、1本に対して緯糸(よこいと)を

何本交差させるかで特性が変わります。※緯糸、視点でも同数交差になります。

 

・平織とは経糸、緯糸を1本づつ交互に交差した組織です。

強い生地になるのが特徴で、帆布やキャンバス等の種類があります。

強い反面、ごわつきがあり裏地としては余り使われません。

ポケットの袋地、ベスト、靴のアッパー、バック等に用いることが多いです。

 

・綾織とは主に経糸1本に対いして緯糸2本、または3本を交差させた組織です。

平織より強度面では劣るものの、伸縮性があり、シワになりにくい特徴があります。

そして、ツイルは綾織に属します。

実はデニムも綾織です。経糸をインディゴ、緯糸を生成で織るので、

表裏で経糸と緯糸の露出差があり、生地色も表裏で差がでます。

 

・朱子織とは経糸1本に対し、緯糸が4本以上交差した組織です。

交差が少ない分、綾目が目立たず光沢が出て、肌触りが良いのが特徴です。

反面、糸ズレや糸浮きをしやすく傷つきやすいです。

サテンは1:4の朱子織です。

ちなみにシルクは1:7の朱子織なのでとても肌触りが良いのです。

 

糸の素材や太さの組み合わせで、生地の種類は八万です。

たくさんある生地の中から革ジャンを作る時に、表革とバランスの良い裏地を選ぶことで、

長くご愛用頂ける様に考え抜いた物が製品として店頭に並びます。

また、オーダーや修理をご相談頂いた際も同じようにアドバイスさせて頂きます。

今回は布ジャン(裏地)の小話でございました。

最後までお付き合い頂きありがとうございます。