革ジャンとオートバイのある生き方という選択。

KADOYAの製品と出逢ったのは遠い昔の17歳の頃。

手に入れたばかりのオートバイで東京本店へ乗りつけ、ファブリックのジャケットを手に入れた。

もちろん革ジャンへの憧れはあったが、当時の10代の若造にはまだまだ遠い存在。その数年後、社会人となり異業種の小売業に従事するが、時はバブル崩壊直後。

仕事優先の日々で自分の時間など作れるはずもなく、疲弊する日々。

「趣味の世界を仕事にしたい。それが理想への近道である。」

全く裏付けの無い自信だけを引っ提げて飛び込んだ二輪業界は、理想と現実のギャップで打ちのめされる日々。

しかし、憧れてたモノを提供する側に常に立ちたい…という気持ちが大きく、20代は輸入二輪販売業務に約7年携わった。そして、自身が30歳の時にKADOYAの仕事と出逢い、現在に至る。

2022年の今期も新たなるメンバーを各部署で募集する。

革ジャンとオートバイのある生き方を選択する機会でもあるが、「趣味の世界を仕事とする事は、好きだけでは到底務まらないであろう。」 の考えは変わらない。

好きなモノやコトをライフワークにするという事は、自身が興味のある部分以上の事を求められるのは当然であり、辛い時もあるかも知れない。

そして、その世界観を全方位で向き合わなければ、老舗革ジャン屋での業務は到底成し遂げられないというのも事実。

憧れだけでは挫折してしまうかも知れないが、その積み重ねの先には必ず貴方の自信に満ち溢れた笑顔があるでしょう。

必要なのは、今までの経験と新たなる知識を融合して成長しようとする意志。

そして、憧れのある趣味性の高い世界を自身の仕事にしようとするその気持ちである。

過去を受け継ぎながらも時流に即した自社製品群のある空間で、顧客への提案や共感をして笑顔を導き出せるのがKADOYAの仕事である。

同じ革を身に纏うバイク乗りとしての目線を混ぜ合わせながらも、ブランドの一員としての活躍に期待したい。

 

直販部 統括部長 浦野 将紀


2003年3月入社 : 大阪店OPEN時の店長として入社。現在も大阪店店長として現場主義で活躍中、直販部統括部長としての職責も担う