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記事: 再会

再会

再会

レザージャケットの専門メーカーカドヤ
こんにちは、原田です。
1月に降った大雪は東京で20cm程の積雪との事でしたが
川崎の自宅前は明らかに30cmは積もり
その後も連日の寒さ故、未だ雪は解け切らず
早朝のバイク通勤時は氷点下と、、、
「寒い!」 の上には、「冷たくて痛い、しびれる寒さ!」 があるのだなぁ。。。
と痛感している今日この頃であります。
さて今回のブログも毎度、私事で恐縮ですが
数年ぶりに再会しました TRIUMPH RACER について
お話しさせて頂きます。
レザージャケットの専門メーカーカドヤ
1969年式
TRIUMPH TR6R TIGER 650
元々は街乗り用として乗っており
今から23年前の24歳の時に手に入れた
初めてのTRIUMPH です。
あの当時は今ほどTRIUMPH の価値が高くなくて
良い時代でした。
バイクの量販店など無かった頃に
このバイクは、上野のバイクパーツ街で販売されており
今現在の約1/3~1/4の価格で購入できたんです。
レザージャケットの専門メーカーカドヤ
今から16年前に31歳でカドヤに入社し
数年後に、このバイクとは別の2台目
1950年式、TRIUMPH 6T THUNDERBIRDを手に入れ
クラシックバイクのレースに参戦しておりましたが、、、
なんせ1950年式ですから
毎度のレース参戦でかなり酷使し
あまりにもかわいそうになり
後年式のこのTR6R をレース車両にチューニングすることに。
鉄ヘッドの別体式エンジン、リジットフレームのTHUNDERBIRD から
アルミヘッドのユニットエンジン、スイングアームのTR6R に。
車両変更したからには 「超っ早!!のTRIUMPH 」 をコンセプトに
英国製のパーツには拘らず、とにかくエンジンから吸排気、ミッション、クラッチ
ブレーキ、フォークなど足回り、ハンドル、タンク、シート、、、
TRIDE MOTORCYCLES の大石さんと、どんどん盛り上がり
気付けばフレーム以外全て手が加えられることに。。。
そう、、フレームだけは手に入れた車両のままで、、
という私の願いで、なんとか生き残りました。
レザージャケットの専門メーカーカドヤ
仕上って変貌し、生まれ変わったTR6R は
見た目以上に走りが凄すぎて
未熟で練習不足の私には取扱いきれない程の「乱暴者」に。
それでも、このバイクで参戦してきた期間は
自身で製作したレーシングスーツを身にまとい
カドヤからも、参戦するたびにサポートして頂き
緊張感と共に達成感と喜びを感じ得た
充実した楽しい日々でした。
2014年12月、MCFAJ クラブマンロードレース第4戦の最終戦
決勝で転倒クラッシュし、マシーンにダメージを負わせてしまってから
修理をして再起に挑もうとしていた矢先
翌年からは、いろいろと諸事情により生活環境がそれまでと一変し
レース活動はおろか
傷ついたマシーンを直してやる余裕すらないまま
現在まで約3年の間、TRIDE で預かって頂いておりましたので
TRIDE の倉庫から店に移され
修理に取り掛かり
ポジションを決めるために店を訪れ
久々にマシーンと再会した時は
色々な事を思い出し
グッとくるものがありました。
自画自賛ですが
やっぱり惚れ惚れする良いマシーンでした。
レザージャケットの専門メーカーカドヤ
いつまたこのレーサーに跨って
TRIDE RACING TEAM のメンバー達と共に
レース参戦できるかは分かりませんが
このバイクが近くに戻ってきてくれることが
職人としてこれからも LEATHER WEAR をつくり続けていく上で
心の強い支えとなって、モチベーションを高めてくれる事と思います。
【原田】